1.はじめに 
 2.研究・教育方針 
 3.研究テーマ 
  3.1安全と防災
  3.2設計と建設 
  3.3感性と力学 
  3.4環境と構造 
 4.研究室の学生の声 
 5.むすび 
  
 6.研究室の紹介記事 
 7.旧「研究室の紹介」 
 
 3. 研究テーマ

 3.3 感性と力学:新しい地下空間デザイン


  このテーマは,これまでの研究とガラリと変わり,新たなデザインコンセプトの提言を目指している.

 地下空間は,トンネルなどの社会基盤施設だけでなく,ショッピング・モール,海外では,コンサートホール,スイミングプールといった人々が集う空間としても利用されている.しかし,一般に,地下に対して人々は,「暗い,狭い,怖い」などのネガティブなイメージを抱いている.その一方で,「静寂,崇高,幻想的,神秘的」など魅力的なポジティブなイメージも抱いている.

 そこで,ネガティブなイメージを克服し,ポジティブな側面を生かすことができれば,地下空間は人々をひきつけ,より多様に,より魅力的に利用されると思われる.力学的な安全性の立場からだけでなく,感性的な観点も取り入れ,感性と力学を融合した新しいデザイン手法を提案することがこのテーマの目的である.




 これまでの研究では,人々が「快適」と感じる地下空間の形状は「力学的に安定」しており,逆に,「力学的に不安定」な地下空間形状に対しては「不快」と感じる傾向にある,ことが示されている.また,「バランスのよい」感じの地下空間に対して抱く「興味」は,バランスが悪くなると失われていくが,さらにいっそうバランスが悪くなると新たな「興味」をいだき始める,などのおもしろい結果を得ている.今後,地下空間のカラーコーディネートを検討の対象に加え,どのように展開するか楽しみである.

 
 
 

前のページ次のページへ

Copyright©2003-2014 Division of Rock Mechanics and Rock Engineering Yamaguchi University.All rights reserved.